キャラクターに求められる要素や性格を、
ざっくり6つに分けてみました。
どの要素に当てはまるキャラクターなのかを知る事で、
キャラクター設定が作りやすく、ブレにくくなります。
そういう傾向にある、という統計的なものですが、
キャラクターを作る際の参考になれば幸いです。
目 次
憧れるキャラクター
- ヒーロー
- オシャレさん
- 人気者
「自分もああなりたいな」と憧れるようなタイプのキャラクターです。
分かりやすい例で言うと、
子どもに人気のヒーロー系のキャラクターや、
お姫様系のキャラクターなどですね。
憧れる対象は「見た目」でも「中身」でもOKです。
例えば芸能人などでも、
「あんな美人になりたい」と思う人と、
「あの人の考え方は尊敬できる、見習おう」
という人がいますよね。
キャラクターが誰かを導くメンター的な役割を担う場合は、
このタイプに当てはまる事が多いです。
パワーをもらえるキャラクター
- 元気なキャラ
- 前向き
- 明るい
- 励ましてもらえる
「ミッキー」や「ふなっしー」が良い例ですね。
見ているだけで明るい気分になれて、
こっちまで元気になりそうなキャラクターです。
ただ、癒し系のキャラクターにしたい場合は注意が必要です。
見てる人が疲れてしまう可能性があるからです。
「元気を与えたいキャラクター」にしたい場合はOKですが、
相手を受け入れて、癒してあげたい場合にはNGかもしれません。
例えば、人間関係など何かに疲れて疲弊している時には、
少しやかましく感じてしまうかもしれませんよね。
どちらが良い悪いではないので、
「キャラクターの元気で相手を引っ張ってあげたい!」
と思う方は、このタイプのキャラクターでOKだと思います。
癒し・安らぎのあるキャラクター
- のんびりしているキャラ
- どこか弱い部分がある
- しゃべらない事も多い
- 何かぬけてる
少し疲れてしまった人に、ぴったりの癒し系キャラクターですね。
真面目で完璧を求めがちな日本人には、
こういった「ちょっと抜けてるキャラ」に出会うと、ほっとできるんです。
ちなみに癒し系キャラクターは口が付いていない事が多いです。
理由が気になる方は、こちらが参考になるかと思います。
共感できる・応援したくなるキャラクター
- 自分と似ている体験
- 似た境遇にいるキャラクター設定
- 似た考えを持っている
- 何か不利なところから頑張って努力している
「自分もそういう経験・考えあるある~」と共感したくなるキャラクターですね。
例えば猫のキャラクターが、
「たまにお掃除、サボっちゃうんニャ」
「ついつい食べすぎちゃうニャー」
と言っていたら、ちょっと親近感がわきませんか?
どこか共感を得られたり、弱い部分のあるキャラクターは、
親近感や愛着が湧いてつい応援したくなりますね。
意外性・話題性のあるキャラクター
- 奇抜な発言、行動
- キモかわいい
- 過激な発言など
インパクト重視のキャラクターですね。
過激な発言や奇抜な行動などは、SNSで話題になりやすいので、
若い世代に広まりやすいキャラクターです。
また、奇抜な行動の中に笑いの要素を含めれば、
癒し効果も生まれます。
奇抜な行動をしようとして転んでしまったり、とかですね。
笑いは強烈なパワーと印象を残します。
ロゴマークとしてのキャラクター
- マーク、記号である
- わかりやすく、認知されやすい
- 個性的
- ストーリーやプロフィールをあまり持たない
森永の「エンゼルマーク」や、スターバックスの「セイレーン(人魚)」が分かりやすいかと思います。
一目でその企業だと分かる、「企業の顔」であり、
そのキャラクター自体にプロフィールはありません。
「顔」としての認知のされやすさ、見やすさなどを優先したタイプとなります。
掛け合わせることも可能
ちなみに、これらの要素は掛け合わせることも可能です。
例えば、
「いつもは普通の一般人だけど、
変身すると大活躍の一躍ヒーローに!」
といったキャラクターは、
- 共感できるキャラクター
- 憧れるキャラクター
の組み合わせですよね。
一度共感を覚えることによって自分が投影しやすくなるので、
憧れの対象としても効果が上がります。
「自分と似てるアイツが、あんなに活躍してる…憧れるな~」
といった具合ですね。