イラストレーターのKUMANOです。
オリジナルのキャラクターを作りたい!
でも制作者に、何をどう伝えればいいの?
今回は、そんな風に悩んでいる方の疑問にお答えします。
「この情報は制作者に伝えるとスムーズ」
というポイントや、
「ここは制作者に相談してみよう」
というポイントをまとめました。
オリジナルキャラクターの依頼を考えてる方、
または逆に、「依頼を受けてキャラクターを制作してみたい」
という方の参考になれば幸いです。
目 次
オリジナルキャラクターを使う媒体
「キャラクターをどこに使うか」を伝えましょう
- ツイッターのアイコン
- WEBサイトやブログ
- チラシに印刷する
- 看板に印刷する
など、「どんな所でどう使う予定か」を制作者に伝える事で、
スムーズに制作してもらいやすくなります。
また、今後別の所でも使う予定がある場合は、
「いずれは〇〇でも使うかも」
と事前に伝えておきましょう。
あらかじめ伝える事で、用途に合ったデザインで制作してもらえます。
逆にここで伝達のズレがあると、後々大きな修正が必要になり、
費用が生じてしまう可能性もあります。
使用サイズ
WEBの場合:分からない場合、使用媒体を伝えればOK
印刷物の場合:おおまかなサイズが必要
WEB上で使うイラストの場合
「サイズがよく分からない」という方は、
上記の「どの媒体で使用するのか」を制作者に伝えましょう。
慣れている方なら、用途にあったサイズで制作してくれます。
ツイッターやブログのアイコン、
アイキャッチで使うなら、
500px × 500pxで大丈夫です。
(あまり大きく作ってもらうと、
縮小した際に線が細くなってしまうので注意が必要です。)
印刷物に使う場合
下記2点を伝えると、スムーズに制作してもらいやすいです。
- 使用する媒体のサイズ
(A4冊子なのかA1ポスターなのか等) - 実際に使うイラストの最大サイズ
(A4の半分くらい使うイラストなのか、小さな3cm程のカットとして使うのか等)
またWEB用と違い、解像度や色調なども変わってくるので、
印刷をして使う場合は事前に伝えておくと、トラブルを防ぐことができます。
どんなオリジナルキャラクターを作りたいのか
キャラクターのモチーフや設定を、あらかじめ決めておくとスムーズです。
モチーフを伝えよう
例えば、
- 人間キャラ
(参考写真の似顔絵で描いてください、など) - 動物キャラ
(柴犬をモチーフにしてうください、など) - 創造キャラ
(猫にドラゴンの羽が生えたようなキャラ、など)
など。
ラフスケッチやイメージに近い参考画像などがあれば、
より制作者に伝わりやすいですね。
参考画像が手元にない方は、「グーグルの画像検索」で検索をすると、
関連する画像が出てくるのでおススメです。
(画像検索で出てきた画像は、あくまで参考用としてお使いください。
そのまま使用するのは厳禁です。)
また、時間と費用に余裕がある方は、
「プロに相談しながらキャラクターを決めていく」という方法でもOKです。
どちらにしても、一番大切な事は
自分が気に入るキャラクターを作っていく事です。
キャラクターの色
NGの色、雰囲気だけでも伝えると◎
キャラクターの色が決まっていない方は、
制作者にお任せしてもOKです。
ただその場合は、より完成度を高くするため
「イメージしている色の雰囲気」
「NGの色」
だけでも伝えましょう。
「このURLのサイトにあった色合いで」
「暗い色はNGで、パステルカラーのかわいい色合いで」
といった感じで伝えると、より良い提案をしてもらいやすくなります。
キャラクターの性格
伝えなくても、事前に決めておくと◎
「キャラクターの性格」を事前に制作者に伝える事で、
デザインに反映してもらい、完成度を高める事ができます。
もし伝えない場合でも、キャラクターを作る場合は
事前に「キャラクター設定」を決めておくのをおススメします。
どんな性格で、どんなものが好きか、年齢や性別、しゃべり方…などですね。
あらかじめキャラ設定を作っておく事で、
後々キャラクターを活用しやすくなります。
キャラクターの服装や小物
事前に伝えておきましょう
動物のキャラクターでも、洋服を着せるのかどうか。
似顔にしても、どんな服装にしたいのか。
後から修正を重ねるのはお互いに大変なので、
事前に確認をしておくとスムーズです。
また、「小物を持たせたい」などいった場合も、
追加料金がかかると思うので、事前に相談しておきましょう。
キャラクターの表情
「笑顔」でも何パターンかあります。具体的に伝えましょう。
「笑顔」一つでも、
(^▽^)(・V・)(>ワ<)など、目や口の形でいくつも作る事ができます。
もしイメージができている場合は、具体的に伝えましょう。
具体的なイメージができない場合は、
「ふんわり笑ってる感じ」
「ニヤリと悪だくみしてる笑み」
など、雰囲気を伝えて提案してもらいましょう。
納期
納期がある場合は、事前に伝えましょう
もし希望の納品日がある場合、
事前に「〇月〇日までに納品可能ですか」と納期を伝えしましょう。
内容にもよりますが、キャラ1体1週間~1ヵ月以内に納品となるケースが多いです。
修正が少なく、スムーズに進むと一週間で納品となる場合もあります。
短納期で納品して欲しい場合は、
スムーズに作業が進むよう、依頼人・制作者お互いの協力が必要です。
納期は調整してくれる方が多いはずなので、まずは相談してみましょう。
ご予算
事前に「予算とやりたい事」を伝えると、より良い提案をしてもらる事も。
依頼の金額が分からない場合、
「やりたい事」と、それにかけられる「予算」を伝えれば大丈夫です。
「キャラクターを2パターンと、表情もそれぞれ2つ用意したい。予算は〇円です。」
という感じですね。
予算と目的を伝える事で、
予算内で最大限の効果が出せる提案
をしてもらえる可能性があります。
例えば、
「予算〇円なら、更にポーズを1つ追加する事も可能です。
ご提案頂いた通りに制作する場合、〇円でお受けする事ができます。」
など。
まとめ
スムーズに進める為には、制作者とのイメージ・情報共有が大切です。
依頼する際は、できるだけ下記を伝えられると完成度も高まりやすく、
その後のキャラクターの利用もしやすくなります。
- 使う媒体
- 使用サイズ
- キャラクターのモチーフ
- 色
- 性格
- 服装や小物
- 表情
- 納期
- 予算