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キャラクターに表情や口はつけるべき?判断ポイントを紹介!

イラストレーターのKumanoです。

キャラクターを制作したいけど、
「表情や口をつけようか迷ってる」

という方が時々いらっしゃいます。

無表情なキャラクター「ムヒョキャラ」も流行っているので、
「口無い方がいいのかな?」と悩む方も増えているようですね。

判断ポイントをざっくり一言でいえば、

「積極的」なら口や表情を付ける

「受け身」なら口や表情を付けない

となります。

今回は、
キャラクターに口や表情を付けるかどうか
細かい理由について解説していきます。

「口や表情がない」キャラクターの特徴や傾向

ペットに近い存在

  • どんな相手でも受け入れてくれる
  • キャラクターの感情を押し付けない
  • 助けてあげたくなる存在
  • 癒し系

「口や表情がある」キャラクターの特徴や傾向

芸能人に近い存在

  • 人間同士のようにコミュニケーションがとれる
  • 相手に対する主張が強い
  • アドバイスや元気を分けてもらいたくなる存在
  • 元気づけるキャラクターである事が多い

 

統計的な事なので、すべてのキャラクターに当てはまるわけではありませんが、
大まかにこういった傾向があります。

以上を踏まえて、
「キャラクターに表情や口を付けるか付けないか」の
判断ポイントを解説していきます。

口や表情をつけるかの判断ポイント3つ

1 積極的にコミュニケーションをとりたい場合

表情や口をつけましょう

自分の意見を積極的に伝えたい場合は、表情や口を付けるのがおススメです。

単なる聞き手となって、アドバイスをしたりするだけの場合は、
表情や口がなくても良いと思います。

要は、

相手の意見を受け入れたい → むひょキャラでOK

自分の考えを積極的に伝えたい → 表情や口をつけましょう

という事ですね。

人は誰かとコミュニケーションをとる時、
相手の表情などから相手の考えや感情をくみ取ります。

そのような理由から、
人間同士のようなコミュニケーションを取りたい場合は、
表情や口を付ける事をおススメしています。

2 キャラクターに営業トークをしてほしい場合

表情や口をつけましょう

逆に、「皆に愛される癒し系キャラクターにしたいんです!」って人は、
絶対にキャラクターに営業トークをさせないでください。

理由は後で書きますね。

こう書くと、キャラクターに営業トークさせちゃダメなの?
と思ってしまうかもしれませんが、そんな事はありません。

営業用のキャラクターを作ればいいという事です。

営業マンキャラクターを作ると、
たくさんのメリットが得られます。

営業マンキャラクターのメリット

  • 予想外の問題を起こさない
  • 歳も取らず病気もしない
  • いつも元気で人の良い営業マンでいてくれる
  • 以上の理由から信頼されやすい

営業マンキャラクターはとにかく安心感を得られます

人間が宣伝していると、
「何か売りつけようとしているな」
と感じる事でも、

キャラクターだと
「キャラクターが何か言ってるから、聞いてみようかな」
という気持ちになったりします。

キャラクターが宣伝していると、
押し売りなどの警戒心を抱きにくいんですね。

キャラクターを採用している側も、
キャラクターなら問題を起こす事もありませんから、
安心して営業を任せる事ができます。

3 疲れた人を癒すキャラクターにしたい場合

無表情なキャラクターがおすすめ

疲れた時には、そっと自分を受け入れてくれる存在がそばに居てくれると嬉しいですよね。

無表情=自己主張が激しくない
という事なので、自分の感情をキャラクターに投影しやすいんですね。

一緒に悲しんだり、喜んだりしてくれるキャラクター、
それがむひょキャラの魅力です。

先ほど
癒し系キャラクターには営業トークをさせてはいけない
と言ったのはこれが理由です。

いくら「人柄の良い営業マン」でも、
疲れた時に「営業マン」に会いたくはありませんよね。

キャラクターは営業トークをした途端に「営業マン」となってしまうので、
「いつもそばに居て欲しい癒し系キャラ」にしたいなら一切営業トークはさせないようにしましょう。

また、営業トークをするキャラクター=自己主張が強いという事なので、
癒されたいほど疲れている時には、少しアタリが強く感じてしまうんですね。

「キャラクター・パワー」という本に分かりやすい例が書いてありました。

一人になりたいときには、テニスの松岡修造のような暑苦しいタイプのキャラクターは嬉しくありません。

いつもは元気と勇気を分けてくれる存在の松岡修造ですが、
心身クタクタな時には、前向きで元気な言葉が辛く感じる事もあります。

 

口や表情があると癒し系キャラクターになれないの?

そう思う方もいるかもしれませんが、
そんな事はありません。

ただその場合、
「多くを語らない」
もしくは
「いつでも相手の立場になれる」
事が重要になります。

例えば、任天堂で人気の「星のカービィ」。

様々な表情を持ち、元気いっぱいのカービィですが、
疲れた時でもばっちり癒しの対象となりませんか?

それは、カービィがしゃべらないから
カービィの自己主張が強くないので、「そっと寄り添ってくれる存在」になるんですね。

落ち込んでる時に、ペットがはしゃいでる姿に癒される。
それに近い効果ですね。

良い悪いはない

誰かに元気を分けてあげたい!って場合には、
松岡修造のような元気なキャラクター。

癒し系キャラクターにしたいなら、
口や表情のない、キティちゃんやリラックマのようなキャラクター。

目的・役割の違いがあるだけで、
良い悪いは特にありません。

キャラクターに口や表情を付けるかどうかは、
目的から判断して決めていきましょう!